奇才展-江戸絵画の冒険者たち-に行ってきた感想と観てよかった江戸絵師の絵画はコレ!

彩田

こんにちは!あいだです!

2020年は面白い展示が目白押しのはずが。。。コロナウイルスのおかげで中止や延期が目白押しとなっています。

6月に入って「奇才展-江戸絵画の冒険者たち-」は開催されるとのことで注意を払いつつ江戸東京博物館へ行ってきました。

江戸時代の絵師たちの絵画に胸を熱くさせられました。

奇才展-江戸絵画の冒険者たち-の混雑状況は?

こういう状況なので混雑で密ができていたらどうしようと心配しつつも行ってみると。。。平日だったせいかお客さんはまばらで会場もこれまでにないほど展示物が見やすい程人がいない!

これには驚きでしたが状況的にはそうですよね。会場入るときは体温検査と消毒をして入り口でチケット購入して入場という形でした。

会場内のスタッフはみなさんマスクとフェイスシールドを着用していました。

奇才展-江戸絵画の冒険者たち-の見どころと感想

「奇才展」の見どころはやはり江戸時代の絵師35人も集めた展示です。有名どころの絵師から今まで出会ってこなかった無名の絵師の絵画をみることができました。

京都・大阪・江戸の三都市はもちろんのこと北は北海道から南は九州まで、無名の絵師はこれまでみることができなかったと思うのでとても貴重な特別展だと思います。無名といっても全国区ではなかっただけでそれなりに名は通っているようには思います。

人それぞれ好みの絵画があるからこそお気に入りの絵師を見つけて沼にハマっていくのがいいな〜と感じています。

有名どころで言えば、俵屋宗達(たわらやそうたつ)、尾形光琳(おがたこうりん)、円山応挙(まるやまおうきょ)、葛飾北斎(かつしかほくさい)、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)、長沢芦雪(ながさわろせつ)、曾我蕭白(そがしょうはく)、歌川国芳(うたがわくによし)、河鍋暁斎(かわなべきょうさい)等々。。。この辺りは誰もが聞いたことある名で展覧会も常連の方々。

私の推しは伊藤若冲と河鍋暁斎です。

奇才展お気に入りの絵画を模写してみた

中でも生で観れて良かったなと思う絵画を模写してみました。

伊藤若冲の「鶏図押絵貼屏風」

伊藤若冲の「鶏図押絵貼屏風」の模写

今回の展示品で伊藤若冲の「鶏図押絵貼屏風」は最近発見されたとのこと、生涯に渡って描いたとされる鶏は墨のみで仕上げられていて鶏の表情や動きがコミカルで面白い。まるで漫画を読んでいるような感情にもなる。

狩野山雪の「寒山拾得図」

狩野山雪の「寒山拾得図」の模写

個人的に見れてよかったなと思うのは重要文化財であるこの絵画。

絵の不気味さがまた良かった。こんな薄気味悪い2人の男をなかなかの大きさで観れました。

葛飾北斎の「上町祭屋台天井絵 女浪」と「東町祭屋台天井絵 鳳凰図 」

葛飾北斎の「上町祭屋台天井絵 女浪」と「東町祭屋台天井絵 鳳凰図 」の模写

なんとも豪華な天井絵なのでしょう!と見入ってしまいました。これは是非とも祭屋台を信州「北斎館」まで観に行きたいと思いました。

このあたりは迫力あって今にも動き出しそうで生で見れてよかったなと思う作品。

無名どころで言えば絵金(えきん)こと高知の絵師金蔵(きんぞう)の「伊達競阿国戯場 累」と東京の鈴木其一(すずききいつ)の「紅葉狩図凧」と長崎で生まれ鳥取で活躍した片山楊谷(かたやまようこく)の「竹虎図屛風 左隻」あたりがとてもインパクトが強く個人的に引き込まれた。

片山楊谷(かたやまようこく)の「竹虎図屛風 左隻」

片山楊谷(かたやまようこく)の「竹虎図屛風 左隻」の模写

毛を逆立てた虎の毛がすごく生き生きしているように見える、というかすごい迫力でしたね。脈動感溢れるとはこのことか。。。模写してみたが上手く描けなかったwなんとも優しそうな虎になってしまったが、本当は相手を威圧するような虎です。

イラストはiPadのprocresteより。

奇才展-江戸絵画の冒険者たち-まとめ

今回の展示はもっともっと多くの人に見て欲しいくらいの良い特別展だっただけにもったいないなと思いつつ、この状況下では仕方がないかなとも感じました。

美術館で絵画をよく見に行きますが、このところ西洋よりも日本の江戸時代あたりの絵画がとても心に響きます。色合いだとか表情だとかがすごく面白いと感じます。

「奇才展」の東京展は少しの期間しか開催されなかったけど、これから山口展と大阪展も予定されているのでもう少し緩和されて観れる体制も整うことを祈るばかりです。

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